2009年1月27日
「2008シーズンを振り返る」 CLASS3準優勝 「ハタケヤマ」
誰でも始めやすいヴィッツチャレンジ。 しかし、誰もが一筋縄では勝つことのできないのもヴィッツチャレンジ・・・。
SCP10(1000cc)上位クラスである「クラス3」も、主流のNCP91(1500ccクラス)に引けを取らないヴィッツ使いが群雄割拠している。
今シーズンは、「長年ダートラで活躍し、ラリーはヴィッツチャレンジで2年目」となる柿澤選手が、まずは順調に2ラウンド連続優勝してポイント先取。 しかし、中盤ラウンドでは「ヴィッツチャレンジでモータースポーツをはじめて2年目」となるハタケヤマ選手が3ラウンド連続優勝で猛追をかける。 前年度2007シーズンの彼は、デビュー・トゥ・ウィンでチャレンジクラスシリーズ優勝を飾り、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」がある選手だ。
そんな両者の接戦。
シリーズ優勝争いは、柿澤選手とハタケヤマ選手の一騎打ち状態であることは誰もが認めるものであった。
その大接戦はいよいよ最終戦にまでもつれこみ、なんと「コンマ1秒差」という僅差でシリーズ優勝をもぎ取ったのは、柿澤選手だった。
合戦の立役者たちへのインタビューで綴る「2008シーズンを振り返る」シリーズ(多分)。 まずは準優勝となったハタケヤマ選手に、「今年一番印象に残ったSSと、それを選んだ理由」を伺いつつ、2008シーズンにかけた彼の思いを聞いてみよう。
TRD Vitzchallenge 2008 rd6 in中部 SS7 ハタケヤマ/石倉組
[ record by Seijin ]
一番印象に残ったSS・・・、
やっぱり最終戦の最終SSだね。
この日、僕たちは全然タイムを稼げなくて、自力ではシリーズタイトルを取れない状況だったんだ。
そんな中、僕たちにシリーズが転がり込んでくるかどうかは、この最終SSの15号車・柿澤さんと19号車・佐々木さんのタイム次第。2人のタイムが出るまでただ待つしかなかった。
1年間、自分たちで毎戦リザルトを出してきたのに、一番最後の大事なこの時だけは他人の結果待ち。
何もできないあの感覚といったら、上手く言い表せないよ。
結果、柿澤さんが2位の佐々木さんと0.1秒差で優勝。柿澤さんのシリーズ1位決定。
もし柿澤さんがあと0.1秒だけ遅ければ、僕たちがシリーズ1位。
たった0.1秒の差でタイトルが決まったんだ。しかも同点で!
あの時は苦笑いするしかなかったね。
選んだ理由は他にもあって、近所(浜松)のヴィッツチャレンジの常連・鈴木さんと3位争いすることになったということ。
実は本番前の木曜日、彼は27時までブレーキ修理の突貫工事に手を貸してくれたんだ。
あの時、自力でタイトルを取るには3位に入っておくのは最低ライン。
なのに鈴木さんにリフレッシュしてもらったクルマで、鈴木さんと3位争いをすることになるなんて。
これも最終SSを前に0.1秒差。 うまく言えないけどラリーって色々なことが起きるよね。
2年間ヴィッツチャレンジをやってきて、あんなに0.1秒につきまとわれたSSはなかったよ。
まったく気が抜けない1年だった。
だからこそ、すごく楽しかったよ!
どのラウンドでも、SSごとに柿澤さんと1位を取ったり取られたりの繰り返しで本当に気が抜けなかった。
だから、色々な方法で柿澤さんをへし折ろうとした。
けど、折れる寸前まで追い詰めても、結局折れなかった。
彼は聞けばいつでも何でも教えてくれたし、いつも僕たちに対して、フェアだった。
やっぱりシリーズチャンピオンになっただけあるよ。
1年間、柿澤さんを倒すことばかり考えてたけど、こんな相手と1年間戦えたっていうのは光栄さ。
それから開催地が全国というのもあって、色々なところに行けたことも楽しかった。
長旅の京都ラウンドでは、コ・ドライバー石倉さんのどうでもいい「ダムうんちく」を聞いたり、吉田さんたちと二条城を観光したり。 ちょうど大河ドラマ「篤姫」が全盛の時だったからね。
前泊した時は、ゲリラ的に「ヨ○ダ○房」ステッカーをいろんな選手たちのヴィッツに貼ったりね・・・、みんなの色々な反応に、一晩中笑いが止まらなかったな(笑)。
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次回「2008シーズンを振り返る」第2回は、シリーズ優勝を飾った、柿澤廣幸選手をお迎えします。
お楽しみに!
- by 毛受広子@ARTAオートバックスVitz
- at 13:42
コメント
「いつものヴィッチャレネット風じゃないな?」と思われた方、鋭い!?
えー、このシリーズは趣向を変えて、WRC+風(?)でお届けしようと思ってます。(笑)
車載映像付きのインタビューですか。スゲ~!!