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2009年2月12日
筆者(インタビュアー)が柿澤選手の練習に同行したのは、2008年シーズン初頭。その際の走りといえば「いぶし銀」「百発百中」「大黒柱」といったキーワードが見合うような、熟練された走りを見せつけてくれた。現にヴィッツチャレンジでの彼は、安定感のあるラリーを展開しており、まさに前述した人物と信じて疑わなかった。しかし、そんな彼の口からは自信に満ちたコメントは出てこない。むしろ驚くほど謙虚な言葉が返ってくる。
ミスマッチのようにも感じられるが、一戦一戦を慎重に積み重ねていくタイプのドライバーの一面とも言えようか。全ては彼なりに、丁寧に、地道に、積み重ねてきたものなのだろう。
そしてついにそのデリケートさは、彼の揺ぎない「糧」となり、2008シーズンの勝利に繋がったのではないだろうか。
TRD Vitzchallenge 2008 Rd.2 in高山 SS5 柿澤/山崎組 ひとつひとつ思い出があるけど、しいて挙げるなら「Rd.2 in高山」のSS5かな。 「Rd.6 in中部」最終SS、「Rd4. in京都」最終SS、連続パイロンタッチをした「Rd.5 in群馬」のSS4とSS5・・・。どのSSにおいても、ひとつひとつ思い出があるけど、しいて挙げるなら「Rd.2 in高山」のSS5ですかね。 Rd.2 in 高山は全SSが林道コース、つまり全てペースノート走行。 ラリーという競技の中での、本当の実力が試されるような気がしていました。 そしてこのときは畠山さんと、鍔迫り合いでお互いSSベストを取ったり取られたりのシーソーゲーム、SS4が終わった時点で、かろうじてリードしていましたが、SS5は追われる立場で5分近く集中した全開走行をしなければならなかった。 こんな経験したことなんてありませんから、なんとかギリギリの差で勝つことが出来きたときは、本当に嬉しかったですよ。 畠山さんに勝ちたい気持ちを意識しすぎてしまって・・・自滅の一途。 あの頃はラリーを楽しく思えませんでした。 参戦当初(2007年)はダートラで知らないコースでもタイムを出せるようになる練習のために、雇われドライバーで参加したのがきっかけでしたが、2008シーズンは、仲間のチーム員がコ・ドライバーをかってでてくれたので、「良いとこシリーズ3位以内、もしかしたらチャンピオン?」のつもりで、頑張って全戦追いましょうって事になりました。 でも、当時(チャレンジクラス)の畠山さんはすでに、タイム的にみてもオープンクラスのトップと遜色無いタイムを出していて、相当の強敵になる事は想像していた事もあり、これは、相当真剣にやらないといけないと勝つ事はできないと思いました。 だから、この2年はダートラを始めた時と同じ位に練習しましたよ。 2007年は「車に慣れる」ためだとしたら、2008年は「速く走るため」に・・・。ホント、かなりムキになって練習しましたよ(笑) でも、開幕2連勝してしまい、こうなるとどうしてもチャンピオンを意識して、成績のことばかり考えてしまいしたね。タイム差から見て、他のドライバーに、特に畠山さんにはいつか負けるともっていましたから、そのプレッシャーは大きかったですね。 案の定、畠山さんに勝ちたい気持ちを意識しすぎてしまい、3戦連続で、負けてしまった。まさに自滅です(苦笑) 実際そういう気持ちでいると、走っていても、そればっかりであまり楽しく思えなかった。 特にRd.5 in群馬ではシリーズの行方を決める大事な一戦だったのに、そのプレーシャーに負け、自力優勝を消滅させる致命的はミスをしてしまったこのときは、正直相当落ち込んでしまって・・・、最終戦に出る気すら無くなってたんですよ。 「もうシリーズは2位確定だし、いいかな~」ってね・・・。でも、コ・ドラや周りの仲間たちに「チャンピオンの可能性が少しでもある限り、出るべきです!!」って怒られて(笑)、気を取り直して出場することを決めました。 なにより、出ないなんて言ったら畠山さんに失礼だよね。 「楽しく走ろう!」最後の最後まであきらめないで良かった。 そういうことがあって、最終戦は気持ちを切り替えて、わりと気楽に構えることができました。 「シリーズは2位でもいい。とにかく自分とコ・ドラを信じて走ろう。」ってね。 高山戦と同じように、とにかく「楽しんで走ること」に集中しました。 畠山さんの実力なら1位や2位は取れますから、自分が1位をとってもチャンピオンは他力本願の状態だったし、それなら自分が今できることにベストを尽くそうと気持ちを切り換えました。 幸田サーキットではトップから1秒以内、グラベルと林道SSで3位以内に常に入ること、後は「運」だけって感じでね(笑) だから、0.1秒差で佐々木さんに勝てて、しかもシリーズ優勝もしてしまうなんて、嬉しいというよりは、とにかく「信じられない」の一言でしたね。本当に、今まで、そして最後の最後まであきらめないで良かったです。 2008シーズン全てを走り切ることで集中力のコントロールが身に付いたような気がします。 Rd.1 in長野は中村さんと1位争い、Rd.4 in京都は地元の小嵜さんと2位争い、最終戦Rd.6 in中部も地元の佐々木さん1位争いと、全てのラウンドで本当にまったく気が抜けなかった。 全力で真剣に走っていた、だから勝てたら本当に嬉しかったし、負けたら本当に悔しかった、だから、とても楽しかった。 そして、新しい事も色々と勉強することが出来ました。ペースノート走行もそうですが、 ダートラだったら、1本目で失敗しても、2本目までに気持ちを入れ替えることができますが、ラリーはミスでタイムを悪くしても、最後までそのミスを抱えたまま、走り集中し走り続けなければなりません。 そういう集中力のコントロールが少しは身に付いたような気がします。 それに1000ccヴィッツ(SCP10)を速く走らせるということは、ほとんどのFFを速く走らせるための多くの要素が身に付けられるような気がします。 もちろん絶対的なスピードは遅い、だからこそ速く走らせるのが難しい。とても奥が深いです。 当然私自身もとても勉強になりました。 確かに順位を見れば、僕がチャンピオンかもしれないけど、それはたまたま運がよかったような気もしています。 だから2008年クラス3のチャンピオンは2人だと思っています。とにかく皆さんと練習したり、ラリーでお会いしてお話できる事がとても楽しかったです。ラリーを通じて沢山の人とお知り合いになれたことを本当に嬉しく思っています。そして、コ・ドラにもとても感謝しています。 ・・・唯一の心残りは、練習会で畠山さんの隣に乗ることが出来ず、ドライビングを盗めなかったってことかな(笑)
ひとつひとつ思い出があるけど、しいて挙げるなら「Rd.2 in高山」のSS5かな。
「Rd.6 in中部」最終SS、「Rd4. in京都」最終SS、連続パイロンタッチをした「Rd.5 in群馬」のSS4とSS5・・・。どのSSにおいても、ひとつひとつ思い出があるけど、しいて挙げるなら「Rd.2 in高山」のSS5ですかね。
Rd.2 in 高山は全SSが林道コース、つまり全てペースノート走行。 ラリーという競技の中での、本当の実力が試されるような気がしていました。 そしてこのときは畠山さんと、鍔迫り合いでお互いSSベストを取ったり取られたりのシーソーゲーム、SS4が終わった時点で、かろうじてリードしていましたが、SS5は追われる立場で5分近く集中した全開走行をしなければならなかった。
こんな経験したことなんてありませんから、なんとかギリギリの差で勝つことが出来きたときは、本当に嬉しかったですよ。
畠山さんに勝ちたい気持ちを意識しすぎてしまって・・・自滅の一途。 あの頃はラリーを楽しく思えませんでした。
参戦当初(2007年)はダートラで知らないコースでもタイムを出せるようになる練習のために、雇われドライバーで参加したのがきっかけでしたが、2008シーズンは、仲間のチーム員がコ・ドライバーをかってでてくれたので、「良いとこシリーズ3位以内、もしかしたらチャンピオン?」のつもりで、頑張って全戦追いましょうって事になりました。
でも、当時(チャレンジクラス)の畠山さんはすでに、タイム的にみてもオープンクラスのトップと遜色無いタイムを出していて、相当の強敵になる事は想像していた事もあり、これは、相当真剣にやらないといけないと勝つ事はできないと思いました。 だから、この2年はダートラを始めた時と同じ位に練習しましたよ。 2007年は「車に慣れる」ためだとしたら、2008年は「速く走るため」に・・・。ホント、かなりムキになって練習しましたよ(笑)
でも、開幕2連勝してしまい、こうなるとどうしてもチャンピオンを意識して、成績のことばかり考えてしまいしたね。タイム差から見て、他のドライバーに、特に畠山さんにはいつか負けるともっていましたから、そのプレッシャーは大きかったですね。 案の定、畠山さんに勝ちたい気持ちを意識しすぎてしまい、3戦連続で、負けてしまった。まさに自滅です(苦笑)
実際そういう気持ちでいると、走っていても、そればっかりであまり楽しく思えなかった。 特にRd.5 in群馬ではシリーズの行方を決める大事な一戦だったのに、そのプレーシャーに負け、自力優勝を消滅させる致命的はミスをしてしまったこのときは、正直相当落ち込んでしまって・・・、最終戦に出る気すら無くなってたんですよ。 「もうシリーズは2位確定だし、いいかな~」ってね・・・。でも、コ・ドラや周りの仲間たちに「チャンピオンの可能性が少しでもある限り、出るべきです!!」って怒られて(笑)、気を取り直して出場することを決めました。 なにより、出ないなんて言ったら畠山さんに失礼だよね。
「楽しく走ろう!」最後の最後まであきらめないで良かった。
そういうことがあって、最終戦は気持ちを切り替えて、わりと気楽に構えることができました。 「シリーズは2位でもいい。とにかく自分とコ・ドラを信じて走ろう。」ってね。 高山戦と同じように、とにかく「楽しんで走ること」に集中しました。
畠山さんの実力なら1位や2位は取れますから、自分が1位をとってもチャンピオンは他力本願の状態だったし、それなら自分が今できることにベストを尽くそうと気持ちを切り換えました。 幸田サーキットではトップから1秒以内、グラベルと林道SSで3位以内に常に入ること、後は「運」だけって感じでね(笑)
だから、0.1秒差で佐々木さんに勝てて、しかもシリーズ優勝もしてしまうなんて、嬉しいというよりは、とにかく「信じられない」の一言でしたね。本当に、今まで、そして最後の最後まであきらめないで良かったです。
2008シーズン全てを走り切ることで集中力のコントロールが身に付いたような気がします。
Rd.1 in長野は中村さんと1位争い、Rd.4 in京都は地元の小嵜さんと2位争い、最終戦Rd.6 in中部も地元の佐々木さん1位争いと、全てのラウンドで本当にまったく気が抜けなかった。 全力で真剣に走っていた、だから勝てたら本当に嬉しかったし、負けたら本当に悔しかった、だから、とても楽しかった。
そして、新しい事も色々と勉強することが出来ました。ペースノート走行もそうですが、 ダートラだったら、1本目で失敗しても、2本目までに気持ちを入れ替えることができますが、ラリーはミスでタイムを悪くしても、最後までそのミスを抱えたまま、走り集中し走り続けなければなりません。 そういう集中力のコントロールが少しは身に付いたような気がします。
それに1000ccヴィッツ(SCP10)を速く走らせるということは、ほとんどのFFを速く走らせるための多くの要素が身に付けられるような気がします。 もちろん絶対的なスピードは遅い、だからこそ速く走らせるのが難しい。とても奥が深いです。 当然私自身もとても勉強になりました。
確かに順位を見れば、僕がチャンピオンかもしれないけど、それはたまたま運がよかったような気もしています。 だから2008年クラス3のチャンピオンは2人だと思っています。とにかく皆さんと練習したり、ラリーでお会いしてお話できる事がとても楽しかったです。ラリーを通じて沢山の人とお知り合いになれたことを本当に嬉しく思っています。そして、コ・ドラにもとても感謝しています。
・・・唯一の心残りは、練習会で畠山さんの隣に乗ることが出来ず、ドライビングを盗めなかったってことかな(笑)
今回のイントロはWRC+というよりイニDのうんちくみたいだね(汗 畠山クン&かっきぃ>ヴィッチャレネットに寄稿ありがとう! 今シーズンもがんばってね!
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コメント
今回のイントロはWRC+というよりイニDのうんちくみたいだね(汗
畠山クン&かっきぃ>ヴィッチャレネットに寄稿ありがとう!
今シーズンもがんばってね!